2015年 03月 27日

『あかねこ名文スキル デジタルサポーター』を使ってみよう!(指導編)

ちょっとした時間に、クラス全員で音読・暗唱を

平成27年度から、『あかねこ名文スキル デジタルサポーター』は、どの先生にも気軽にお試しいただけるダウンロード版でご提供が始まりました。
このソフトウェアは、授業での音読や群読、暗唱などを支援する提示型デジタル教材です。
以下のリンクからダウンロードできますので、ぜひお試しください。

さて、その『あかねこ名文スキル デジタルサポーター』ですが、実はたくさんの便利な機能が搭載されています。
指導のときに役立つ機能を中心に、授業の初めや終わり、モジュールの10分~15分でできる活動例をご紹介します。

指導例1. 音読・群読場面での活動例

朗読音声を流して、声を出すときの参考に

音声が再生している部分に、分かりやすく色がつきます。

まずはじめに、収録されている朗読音声を流して、お手本となる読み方を聞いてみましょう。どのように音読したらいいのか、子どもたちの参考になります。
 
また古典作品では、歴史的仮名遣いや区切って読む位置なども音声で確認をしておきましょう。子どもたちが聞き慣れない言葉でも、スムーズに音読できるようになります。
読む速さや間の取り方、強弱など、注意して聞いてほしい部分をあらかじめ伝えておくのもよいですね。
 
文字だけだと、難しい表記に戸惑う子どももいるかもしれません。ですが、音声で確認すれば、「これなら読めるよ。」と感じてくれることでしょう。

朗読音声のタイミングは?

読み方の参考にするために、音読を始める前に音声を流してみましょう。
自分の読み方との違いを気づかせるためなら、何回か音読をした後でもよいですね。

クラスで音読・群読ができる!

記号を使うと、言葉で教えるよりも伝わりやすくなります。

【音読記号スタンプ】は、音読記号を簡単につけられる機能です。息つぎや強弱のスタンプはもちろんですが、サイドラインをひくこともできます。いくつかの線を使い分けてもよいですね。
また、「ゆっくり」「つよく」などの文字スタンプもあります。
 
どのように読むのかを画面の中に示すことで、よりわかりやすくなるでしょう。
音読活動に深みが出ます。

役割読みも、簡単に

群読や役割読みを行うときに、【役割スタンプ】を使うと台本が簡単に作れます。
記号は16種類。トランプマークのほかに、数字などのスタンプなども用意しているので、組み合わせて使うこともできます。
記号を行頭に入れて、「1 班はピンクの♥マークの行を読みます。」と指示を出せば、子どもはすぐに声を出すことができるでしょう。
 
先生の指導案やクラスの状況に合わせて、スタンプを画面に表示すれば、クラスみんなで取り組める台本のできあがりです。
スタンプなどの書きこみは保存ができるので、次の授業で同じ台本を使うことも可能です。

指導例2. 暗唱場面での活動例

暗唱のしかたが学べる!

文章の下の部分から段階的に隠すので、行頭の文字がヒントとして残ります。

『あかねこ名文スキル』では、下敷きを使って文章を下から隠して覚えます。
暗唱シート表示機能を使えば、『あかねこ名文スキル』と同様の方法で、暗唱指導ができます。
 
【暗唱位置シート表示】を使って暗唱したい部分を隠してみましょう。
左右にある、暗唱位置を示した三角マークぴったりのところに黄色のシートが表示されます。緑、青、ピンクの順にシートの大きさを変えることで、どんどん文章が隠れていきます。
  
また、一度表示した黄色のシートは、上下に大きさを変えられます。クラスの状況に合わせて、暗唱位置を調整してもかまいません。
『あかねこ名文スキル』をご使用の場合、子どもたちがもっている教材と同じ覚え方なので、さらに効果的に覚えることができるでしょう。

細かなステップで暗唱に取り組める!

文節ごと、行ごとなど、隠す部分を自由に変えられます。

【暗唱シート】を使うと、より細かな暗唱のステップが作成できます。
ボタンを押すと、緑のシートが表示されます。移動や大きさの変更が簡単にできるので、単語ごとに隠したり、一行ずつ隠したり、全文を覚えるまでの段階を自由に設定することが可能です。
表示した画面を子どもに音読させながら、隠す部分を少しずつ増やしていくのもよいでしょう。
 
左は、1年生に収録されている「風の又三郎」の画面です。
冒頭の「どっどど どどうど どどうど どどう」の部分など、繰り返しのリズムが心地よい作品は、ぜひその部分を隠してみてください。
2行目が隠れていても、1行目をリズムよく読んだ勢いで、声を出すことができるでしょう。

「ちょっとだけヒント」が、大活躍!

ダブルクリックをすると、隠れていた部分が半透明になります。

クラス全員で暗唱するとき、文章をあいまいに覚えていたり、思い出せないこともあるでしょう。その際は、ヒントとして元の文章を見せましょう。
 
画面に置いた黄色や緑の暗唱シートをダブルクリックすると、そのシートが半透明になり、シートに隠されていた下の文章が薄く表示されます。再度ダブルクリックをすると、また不透明に戻ります。
 
「じゃあ、3秒だけ見せますよ。よく見て覚えましょう。」
と指示して短い間だけ見せれば、クラス全員が集中してます。
複数のシートがあるなら、そのうちのいくつかだけを見せても、十分なヒントになりますね。

使ってみたい先生は、こちらからダウンロードを

便利な『あかねこ名文スキル デジタルサポーター』は、下記のページからダウンロードのうえ、お使いのパソコンにインストールしてください。

『あかねこ名文スキル デジタルサポーター』ダウンロードはこちらから

おすすめの記事

関連するキーワード

あなたのご意見、 聞かせてください

エデュサプリへのご意見・お問い合わせ

メッセージ送信フォーム
記事タイトル
お名前
年齢
都道府県
メールアドレス
メッセージ
必須